下時枝
しもときえだ
門前町の残り香強く
日本の三善光寺に数えられる芝原善光寺。その門前に、切妻の商家が連なる門前町の名残が見られます。 |
【1】道の突き当たりに山門が口を開けます。平安時代に創建された芝原善光寺です。 |
芝原善光寺の創建は天徳2(958)年、空也上人によって開かれたと伝えられています。芝原とは下時枝を含む広域地名で、別名を豊前善光寺といい、信濃善光寺、甲斐善光寺とともに三善光寺に数えられています。本堂は、江戸期の再建である信濃・甲斐よりだいぶ古く、建長2(1250)年の建立。国の重要文化財に指定されています。 |
布教堂にある開〓(かいぱん)〓は木へんに邦 |
芝原善光寺本堂 |
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山門から参道を見る |
門前には元禄12(1699)年に時枝陣屋(旗本小笠原氏陣屋)が開設されましたが、この建物は現存しません。場所は山門から南へ300メートルほどの場所になります。 |
参道に直交する町並み |
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むしこ窓の残る家。1階の窓枠もおしゃれ |
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