万行町
まんぎょうまち

800年の竹垣の里

七尾市郊外の万行町は、近年「竹垣の里」をうたった町づくりをしています。ここは古くから竹の産地であり、屋敷を囲む竹垣のルーツは鎌倉時代にさかのぼるといわれています。

【1】農家は本来、屋敷地を囲うことはしませんが、万行町では見事な竹垣で敷地をぐるりと取り囲んでいます。
【2】竹垣の途中の切れ込みに門を入れています。とても趣がありますね。
【3】竹林があります。万行町は竹の産地として、鎌倉時代にも記録のある古い土地です。

万行町は七尾市街地の東にある住宅・農業地区。町域のほぼ中央にある希望の丘公園の東に、竹垣の里があります。このあたりは古くから竹の産地であり、鎌倉時代には竹垣で屋敷を囲んだ家が並んでいたそうです。
「竹垣の里」の呼称は比較的新しく、1975(昭和50)年ごろからこう呼ばれるようになりました。しかし観光開発などは行われず、緑豊かな丘陵地帯の住宅地となっています。

垣根には何百本もの竹を隙間なく並べ、半分に割った竹を横材として入れて固定しています。高さは1メートル強。場所によって2メートル近くになりますが、プライバシーを守るには全体的にちょっと低め。あるいは動物除けを目的としているのでしょうか。


【住所】石川県七尾市万行町
【地図】トップ写真の撮影地点
【公開施設】なし
【参考資料】
北國新聞メールマガジン(2013年11月22日号)

2014年5月4日撮影


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