大平
だいら
白馬に連なる山ふところ
大平は日本海からわずか3キロのところにありながら、山村の色が濃い集落です。大平川沿いの集落としては最も上流にあり、ここから始まる山並みは長野との県境の白馬岳(しろうまだけ)にまで続いています。 |
【1】向かいの山は新潟県。ここは越中と越後の国境にある集落です。 |
大平は新潟県との県境をなす大平川の河岸段丘上にある農村で、集落は大平川と上路(あげろ)川の合流点付近にあります。わずかな平地に肩を寄せ合うように20戸ほどの家が建ち、その間に耕地が広がっていました。 |
山間集落ではあるが、商家と見まごう大型農家がたくさんあった |
どの家も立派。山岳信仰と関係あり? |
大平の民家に関しては資料が見あたらず、詳しいことは分かりませんが、山間部の農村にしては非常に立派な建物が多く見られました。ある種、山間部の門前町のような印象を受けましたが、集落の人に聞いても、この先に大きな寺社や信仰の対象となる山はないとのことでした。 |
集落内に2基あった柱状石造物のひとつ。「大正十五年建之」の字が見える |
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最も奥にある神社 |
2014年5月2日撮影 |