滝
た き
旧習の里
福島県中央部に位置し、会津と郡山を結ぶ街道上にある滝の集落。かつては道の真ん中を用水路が流れ、両側に旅籠が並ぶ宿場町でした。いまも規則正しく並ぶ妻入りの家並みに、宿場町時代の面影がみとめられます。 |
【1】集落には入母屋・妻入の建物が規則正しく並び、宿場の面影をとどめています。屋根こそ瓦葺きやトタン葺きですが、集落の構成は大内宿に似ています。 |
福島の「へそ」ともいえる交通の要衝、旧長沼町(現・須賀川市)。かつて旧長沼町からは各方面に街道が伸びていました。そのうちのひとつが会津と中野(現・郡山市)を結ぶ街道です。街道沿いに歩き、長沼を出て最初に出合う集落が、旧岩瀬村(現・須賀川市)の滝でした。 |
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地区のほぼ中心に蔵造りの家があった |
滝は会津方面への物資輸送の拠点として賑わい、いまも街道両側に家々が規則正しく並んで、宿場町の面影を色濃く残しています。住民によると「現存するいちばん古い家は築100年」とのことです。 |
笈はいまでも(2013年6月現在)滝の家々を回っているそうです。まるで、回覧板のように……。 |
裏手に回れば蔵がずらり |
左の建物は一見、茅葺きの井戸のようでしが、最近つくったバーベキュー用のコンロの屋根とのこと。それにしても火の元が心配です。 | |
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地区の最南端に馬頭観音が祀られている |
2013年6月2日撮影 |