楚部穴
そべあな
主屋は間口10間以上
沢渡(さわたり)川の両岸に広がる下市萱は、川沿いの耕地と、杉を植林した産地からなる小さな里です。地区最西端の楚部穴集落には、大きな主屋と蔵を配したのどかな景観が残っています。 |
【1】田んぼを囲む裏山に杉林が広がっています。このあたりはかつて林業で栄えた土地ですが、いまは営まれていません。 |
楚部穴のある下市萱周辺は、かつて杉の一大産地として栄えました。この地の杉は沢渡杉として知られ、30年ほどで大きくなる成長の早さが売りでした。しかしそのぶん目が粗く、すぐに廃れたようです。 |
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通りに沿って並ぶ蔵。浜通りから中通りにかけてよく見られる建築配置だ |
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集落南部にはかぶと造りは少ない |
2013年6月1日撮影 |