落合
おちあい
土蔵座敷の迫力
下郷町の南部、旧田島町に隣接する落合には、地元で「土蔵座敷」と呼ばれる蔵造りの主屋が残されています。 |
【1】これが「土蔵座敷」。座敷の名の通り蔵ではなく、居住空間として建てられました。切妻造りで屋根は置き屋根になっています。 |
落合は会津鉄道・養鱒(ようそん)公園駅の駅前にある集落。今回、近くにある廃校を再活用した「会津ジイゴ坂学舎」を訪問したのですが、駅前にこれほど大迫力の家並みが残っていたとは! 会津の奥深さに改めて脱帽した次第です。 |
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落合は日光街道の裏街道に沿って連なる全長およそ200メートルほどの小集落。道の両側に家が並び、宿場町のような雰囲気です。歴史的な主屋は全戸のおよそ4割、ざっと10軒ほどと見受けられました。すべて妻入りで、間口は5〜6間、奥行きは14〜16間ほどあるという桁外れの巨大さです。 |
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ほとんどの家が寄棟造りでしたが、途中に2軒、切妻の家がありました。この2軒は外壁が土蔵造りになっていて、地元の人に聞けば「土蔵座敷」というのだそうです。蔵座敷といえば喜多方が有名ですが、土蔵の内部に座敷をしつらえるのは会津地方の伝統なのかもしれませんね。 |
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集落南の土蔵座敷。置き屋根になっている |
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落合の家はもとは茅葺きでしたが、いまではすべてトタン葺きになっています。それ自体は別段、珍しいことではないのですが、ほとんどの家が赤いトタンで葺かれているのが印象的でした。赤以外では、集落の中ほどにグレーと水色の家が1軒ずつあるくらいです。 |
南の土蔵座敷。座敷(右端)のほかにもう1軒、寄棟造りの主屋があった |
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ちなみに本来の目的地だった「会津ジイゴ坂学舎」は、旧旭田小学校落合分校を活用したカフェギャラリー。建物は築100年といい、木のぬくもりがそのままに生かされた施設でした。 |
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2014年9月23日撮影 |