大内
おおうち
「良くも悪くも大内」
大内宿は、会津若松から日光へ抜ける会津西街道(日光街道)の宿場町。福島県内で最もよく保存された宿場町であり、かつ、茅葺きの宿場町としては全国で最大規模のものです。 |
【1】江戸時代の決まりで、民家はすべて平屋建てとされました。江戸時代は道の片側に24軒、東西合わせて48軒の家があったそうです。 |
福島県の山間部に、映画のセットのような茅葺き集落、大内宿があります。 |
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道の両側に自然用水が流れている |
しかし、たった40戸の集落にこれだけの人が訪れることによって、古き山村としての風情は失われました。集落内に自動販売機こそありませんが、伝統的な生活が失われた集落を指して、南会津界わいでは「良くも悪くも大内」と言われているそうです。言い得て妙だと思います。 |
大内宿を訪れてまず驚くのは、駐車場の広さかもしれません。集落の入口に、普通車が400台も停まれる広大な駐車場があります。しかし、それでもゴールデンウィークや紅葉シーズンにはさばききれず、国道から大内宿にいたる県道の約4キロは渋滞します。 |
自然用水は天然の冷蔵庫。ここで冷やした野菜とラムネが夏の名物 |
主屋の奥に蔵が建っている。この蔵も茅葺き屋根だ |
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村外れの高倉神社 |
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2013年6月8日、14年9月23日撮影 |