赤井
あかい
体育館のごとく巨大な
赤井は常陸から会津へ通じる白河街道沿いの宿場町。街道沿いに体育館を思わせる大型民家が並んでいました。 |
【1】町を貫く旧白河街道。途中で90度折れ曲がります。 |
福島県の中央部を南北に縦断する白河街道には古い地割を残す宿場町が多数現存しています。赤井もそのひとつで、国道294号線の西に旧道が残され、その両側に妻入りの家が並んでいます。現在ではすべての家がトタン葺きとなっていますが、同じ福島県の大内宿を思わせる家の並びです。 |
I家住宅。この威容に圧倒される |
煙り出しをもつ家もあった(右) |
ところで、白河街道の宿場をめぐって気づいたのですが、町並みの途中で道が90度折れるケースが非常に多いですね。ここ赤井のほか、福良、三代も似た構造ですし、道筋は違いますが(会津西街道)、大内宿も同じ構造です。外敵にそなえたものなのでしょうか。 赤井では集落中央の道が折れる場所に荒脛巾(あらはばき)神社が祀られています。源義家がこの地を通ったとき、脛巾(脛当て)を置いたとの伝説に由来するという古社です。 |
宿場の東側。寄棟と入母屋の民家が混在する |
集落の真ん中にある荒脛巾神社 |
2013年6月2日撮影 |