鵜養
うやしない
井堰と屋敷林と茅屋根と
秋田市の中心街から車でおよそ1時間。旧河辺町の鵜養は、古き良き日本の農村風景を残す集落です。 |
【1】鵜養の伝統民家の平面はコの字型。秋田・新潟・福島に多いL字平面の中門造りのバリエーションで、両中門と呼ばれます。(この写真は家を後ろから撮ったためコの字には見えません)。 |
秋田市から車で1時間のところに、日本の里山のイメージをそのままかたちにしたような鵜養の集落があります。L字平面の中門造り、コの字平面の両中門造りの家々が、井堰や屋敷林、田んぼ、裏山と一体となって、実に美しい風景をつくり出しています。 |
上写真の民家を反対側(正面)から見たところ |
もう1軒の茅葺き民家 |
鵜養では家の敷地の北から西にかけて、とくに厚く屋敷林を発達させています。訪れた日は穏やかな天候でしたが、風が強い地域なのでしょうか。それとも薪や油を取るためのものなのかもしれません。 |
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この家は屋敷林がよく発達していた |
鵜養は「秋田県のがんばる農山漁村集落応援サイト」でも紹介されています。それによると、田んぼのオーナー制度化に向けたモニタリングが行われるなど、グリーンツーリズムの拠点としての活用が検討されているそうです。 |
土蔵、井堰、社が織りなす景観美 |
井堰には洗い場がある |
茅葺きの納屋も数棟が残っていた |