豊間根
とよまね
生垣の緑は香る
山田町の豊間根は浜街道の宿駅が置かれた地。旧道に並ぶ妻入りの家々に宿場町の残り香が漂います。 |
【1】ほぼ一直線の道沿いに、間隔を開けて妻入りの家が並びます。福島県の諸街道で見られる宿場町と同じ構成です。 |
気仙沼から三陸海岸に沿って北上する浜街道。その原型は古代にさかのぼるといい、現在では国道45号線に受け継がれています。 |
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軒下は出桁造りとする |
現在の豊間根では、国道に併走するように旧道が走っています。JR山田線の豊間根駅から、ほぼ一直線に南東へ向かうこの道沿いに、昔の宿駅を思わせる町並みが展開しています。 |
植栽が見事な家が多い |
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豊間根の家はほとんどが妻入りの平屋建て。屋根は入母屋造りですが、切妻屋根の四周に下屋を出し、入母屋風にしている家もありました。隣家との間隔も広く取られていて、一見すると農村のようであることも特徴でしょう。何となく、福島県の宿場町を思わせる町並みでした。 |
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L字平面の家 |
現存する民家の中には戦前のものもあるのでしょうが、建築に関する情報は見当たりませんでした。左の家はL字型ですが、増築によってこうなったのか、それとも岩手県に多い曲がり家の系譜を引いているのでしょうか。 |
通りに面して建つ土蔵 |
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