制作者紹介

●HN
URANO

●略歴
東京・月島生まれ。
1995年「出没!アド街ック天国」の「月島」の放送回で、路地がピックアップされているのを見て地元の路地や長屋に興味をもつ。

1996年
8月、JR周遊券で北海道旅行を敢行。
以後、学校の長期休暇中に、主に青春18きっぷを利用した国内旅行を重ねる。

1998年
3月、京都観光で三寧坂を歩く。重伝建訪問の(おそらく)第一号。

2002年
8月、瀬戸内海の港町を旅行。これがきっかけとなり、「重伝建」や「町並み」を重点的にめぐる旅のスタイルを確立する。

2008年
5月の四国旅行をひとつの区切りとし、業務に集中するため旅行を断つ。

2010年
5月、2年ぶりの旅行で福井県の上根来を訪れ、「重伝建以外にこそ真の集落景観がある」と気づく。
同時に、伝統的な町並み、集落、民家が急速に失われていることを知り、探訪を再開する。

2015年
2月、構想3年(実質準備2年)をへて当ウェブサイト開設。


●旅のモチベーション
 全国にはまだ見ぬ民家や集落形態があるので、それらをひとつでも多く、早く訪問したいと思っています。何しろ、放っておけば1、2年で失われてしまうものも少なくないのですから。
 それとは別に、全国の重伝建、重文民家を全件見学するという目標も立てています。


●旅の交通手段
 かつては鉄道旅行ばかりでした。自動車運転免許は取得後9年間ペーパー状態でしたが、某山村で急きょ運転せざるを得ない状況になりまして、このとき難なく運転できたことでペーパーから脱出。また、折から夜行バス全盛時代に入ったこともあり、鉄道、レンタカー、夜行バスを組み合わせた旅に移行しました。


●旅の季節

 夏は南国へ、冬は雪国へ行きたくなります。「それぞれの土地が最も過酷なとき、民家や集落の形態的特徴がどう力を発揮するのか」に興味があるからです。
 真夏の沖縄は灼熱の国で熱中症になりかけましたが、フクギの木陰に入ると格段に過ごしやすく、その威力を身をもって知りました。そして真冬の雪国では、雪を捨てる池や用水路が機能しているさまを見ることができました。
 いずれは「九州や南紀の山村では、台風のときどのように排水するのか」ということも見に行きたいです。


●好きな町、村、民家
 究極の選択。「町家と農家、どっちが好きか」と聞かれたら、かなり迷った末に農家を選びます。農家は地方ごとに屋根形式がダイナミックに変わるので、その点がおもしろいと思います。集落としても、農村や漁村のように、地形にしたがって不規則に道路が引かれた場所は歩くと楽しいものです。
 でも、決して町家や城下町、宿場町が嫌いというわけではありませんよ。


●夢

 古民家や古集落を核とした村おこしをするのが夢です。村おこしというと、特産物の開発・販路拡大や、近年では移住促進などが連想されますが、できればその土地に伝わる家や景観を事業の核に据えたいと思っています。古民家カフェのような利用もいいですけど、やはり家は「人が住んでなんぼ」だと思うので、生活一式そのまま継承する方法はないものか模索しています。


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